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デジタル校正の種類

ここではデジタル校正にはどのようなものがあるのか、その種類とそれぞれの特徴や違いについて紹介します。

オンライン校正

テキストや画像、動画などのファイルをオンライン上で校正可能にする仕組みです。進捗状況もリアルタイムに把握・視覚化でき、赤入れや修正指示、ファイルの受け渡しもWebブラウザ画面上でできるので紙に印刷しなくても作業が進められます。ワークフローシステム的な役割があり導入により制作業務の効率化が実現します。

デジタル検版

検版とは修正前の元原稿と新しい原稿を重ね合わせ、赤入れされた箇所が正しく修正されているか差分を確認する作業です。あおり校正やバタバタと呼ばれることがありますが、デジタル検版はこれを手作業ではなく修正前後のPDFをアップロードするだけで差分を見つけやすくするシステムで、校正担当者の作業が省力化されます。

文章校正支援ソフト

校正とは文字や文章の誤字や脱字などを修正する作業のことを言いますが、文章校正支援ソフトとはそれをサポートしてくれるソフトのことを言います。スペルチェックや文体などを確認する簡易的なものはワードにも校閲機能として搭載されています。文章校正支援ソフトは表記ルールや文章の体裁などさらに細かく設定できます。

自動組版

組版とは印刷工程の一つで、文字や図版などをページに配置する作業のこと。これをあらかじめ設定したルールのプログラムで自動作成するのが自動組版です。組版は印刷用語なので自動レイアウトと言い換えるとわかりやすくなります。同じフォーマットのページに多数の画像を配置するなどの作業は自動組版を利用すると便利です。

個々の作業サポートか業務全体の効率化か

以上のようにデジタル校正と呼ばれるものには種類があり、どれも校正作業を支援する機能があります。この中でオンライン校正は個々の作業をサポートするというより、校正のやりとりや業務全体を効率化することに重点が置かれています。その他のデジタル校正もそれぞれ役割が異なりますので、違いをしっかり理解しておくことが重要です。

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